わたしはずっと手術室の前で恋をしている

あなたはもう死んでいるのかもしれないわ

白

勢いだけで書きました。童話っぽいの目指したけどこんな童話あったらいやだね。

→ＮＥＸＴ

文章修行家さんに40の短文描写お題4

04．旅

初めて一人で乗った電車を降りてお嬢さんは息をついた。新調した服の裾を掴み、先生は結婚なさるらしいと言った。「長い旅をしてきたみたい」





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文章修行家さんに40の短文描写お題１－３

梅原さんもやっておられますが、私もやってみたいと思います。ヒマなわけじゃないんです。でも精神的なリハビリのために。…すこしずつ消化できたらいいな。65文字以内で場面を描写しようというお題です。
個人的なテーマは「ダブルミーニング」。
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01.告白

夜深く土砂降りの雨音に紛れ貴方に手紙を書きましたが雨がやんだ明け方の風鈴の音に似た空を見て貴方に渡すのがひどく恐ろしくなったのです

02.嘘

ブツッという音が耳に痛くて思わず電話を離すとその虚空に機械音が残る。稚拙な虚言を嘲るような調子に彼は唾を吐き後悔などないさと呟いた

03.卒業

重いから持ってくれと三年前鞄を差し出した息子は校門と溶け残った雪を見つめたあと黙って私の荷を取って振り向きもせず私の前を歩いて行く

デート

「どっか行こう」
「ええ？」
「ね。どっか行こう。遠く」
「どっかって、どこ？」
「どこでもいいじゃん、すっげえ遠く、行こう。電車で。今度の日曜」
「やだ、電車きらい」
「じゃあバスで」
「もっときらい」
「飛行機」
「高い」
「船？」
「酔う」
「ヒッチハイク！」
「めんどい」
「じゃあ歩いて、」
「無理」
「…そこのコンビニまで」
「いいよ」


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自分のワンパターンさをどうにかしたい。