オリジナル。
テスト期間に入ると違う方向にフル回転し始める頭。
難しいお題とかやってみたくなりますね。やってみたくなるだけですけど。^^
冬枯れの木の下であの娘は雨宿りをしている、手袋を忘れた手で空っぽの銃を持っている、「ママが言ったの雨のときはここにいて離れないでと」、母の顔も知らないくせに。ああ僕は教えてあげなくちゃ、僕は君をあいしているって、煙草の煙に紛れたおとぎ話みたいに嘘を見つけてごらんって。だけど彼女は美しかった、空洞の傲慢に落ちる睫毛の雨粒が美しかった、雨音でかき消される白い呼吸が美しかった。やがて雨は雪にかわって何も見えない銀世界で僕は彼女をころしてしまうだろう。
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起承転結一文ずつ…に、なってるかな
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