大河と綾音です。もちろんアニメのほう。細かいところでちょっと捏造あり。
アニメでは殆ど公式と言っていいくらいだったので!
クリスマスだね、ケーキとかサンタさんとか、いいよね。クリスマスグッズが並び始めた商店街を見てきたばかりで胸の高揚がおさまらないままそう言うと彼はフンと鼻を鳴らし「お子様」と一言で切って捨てて立ち上がり飲み物を買いに行ってしまう。いつものことだけれどその馬鹿にした言い草にカチンときてその背に悪態をついてやったがそれさえも「ハイハイ」であしらわれてしまって私は頬を膨らませた。隣で合同発表の原稿作りをしていた友人が廊下に消える彼と私を見比べて「進歩ないなぁ」と呆れたふうにこぼす。「そう、そうなの、ひどくない?私のこと年下だって思ってるんだよ、絶対」常日頃の彼の私に対する態度について批難してくれるよう私は彼女を力強く見つめて拳を握った。背だったら私のほうが、それでも最近目に見えて伸びて抜かれそうだけれど、まだ私のほうが高いのに、あんなふうに子ども扱いされては悔しくて仕方がない。すると友人は大きく重いため息をついて私に言うのだった。「知らないの?清水くん、年下が好みなんだよ?」
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